『バブル経済崩壊 いつ? なに?』を簡単解説 家族で勉強シリーズ

家族で勉強一般常識

『バブル経済崩壊 いつ? なに?』
を簡単解説

 

家族で勉強シリーズ
※このブログでは、私の娘・息子向けに大人になっても恥をかかないように一般常識や
お金の知識の勉強のために書いています。
子どもと一緒に学ぶ機会のお役立てが出来れば幸いです。

バブルとは”泡”です。

”バブル景気”とか”バブル崩壊ほうかい”など
耳にしたことがあるのではないのでしょうか。

なんとなく「景気が良かったんでしょ」とぼんやり思いつくかもしれません。

 

それではなぜ”バブル”が起きて、

なぜ”バブル”が弾けたのでしょうか?

これを機会に学んでいきましょう。

バブル景気とは1987年ぐらいから1991年ぐらいの出来事です。

 

担保

バブル景気を学ぶ上で理解しておく必要なことがあります。

それは”担保たんぽ”です。

まずは”担保たんぽ”について学びましょう。

銀行がお金を貸すときに原則的に、

その額と同じだけの価値の土地などで担保をとります。

もしもお金が返せなかったら担保に入れた土地はもらいますよという事です。

ようは銀行としては、

もしお金を貸した人がお金を返せなくなった時・・・・・・・・・・・

損をしないようにの保証です。

 

銀行とお金を借りる人の約束事です。

 

usagi
usagi

あれ!?
今日はバブルの話しじゃないの?

仙人
仙人

そうあせるな、
バブルを知るには担保をしらなくて話しにならんのじゃ。

 

土地神話

バブルが始まる前の時代背景をみてみましょう。

1985年9月のプラザ合意以降、

日本は大きく円高にすすみました。

日本は輸出を得意としていますので、

急激に円高になるこは日本経済全体にとって良いことではありません。

※円高に進むと生活にどう影響するかの解説はこちら

そこで当時の政府と日本銀行は公定歩合を、

当時最低水準の2.5%まで下げました。

そうする事により人や会社などは銀行から、

お金を借りやすくなったのです。

 

しかも・・・当時は土地は価格は必ず上がり続けるという
土地神話とちしんわ』がありました。

必ず値上がりするってわかっていたら、

みんな欲しいですよね。

ましてや銀行の金利が安くなって、

お金を借りやすくなっていたので、

銀行からお金を借りて土地を買うようになりました。

需要が増えればさらに価格は上がります。

価格が上がれば儲けが出ます。

儲けたお金でまた土地を買う。

必ず値上げりするならば、

簡単な商売ですよね。

当時はこうゆう異常な状態になっていました。

適正価格

モノには適正価格というものがあります。

例えばミネラルウォーターのペットボトルは大体100円くらいですよね。

しかし砂漠などではみんなが水が欲しいとなっていたら、

1,000円でも売れるかもしれません。

普通に考えると水が1,000円なんて適正価格とは言えないですよね。

しかし当時は土地は儲かるからみんな欲しいという理由で、

適正価格からかけ離れた状態となっていたのです。

ここでやっと出てくる”担保”ですが、

当時銀行がお金を貸すときの土地を担保にする時の価格設定も、

その適正価格からかけ離れた価格設定になっていたのです。

 

資産インフレ

当時それだけお金が動いていたということは、

インフレになってもおかしくありません。

実際に土地は何倍にもなっておりました。

しかし200万の車が400万になったり、

その他の日用品などが何倍にもなった、

ということはありませんでした。

それは円高が影響えいきょうしたからです。

円高になると輸出企業は困りますが、

海外のモノは安く輸入できます。

※円高について不安な人はこちら

海外製の安いモノが入ってきていたので、

そのバランスで全体のモノの値段は、

土地のように急激きゅうげきなインフレにはなりませんでした。

このように全体のインフレと違って、

土地や株のみが適正価格からかけ離れて上昇することを、

資産しさんインフレと呼びます。

合わせて覚えてしまいましょう。

 

そしてバブル崩壊

こうした異常な状態が続き、

日銀は過熱かねつぎみの景気をコントロールするために、

公定歩合を引き上げて銀行からお金を借りにくくしたり、

政府は”不動産融資総量規制ふどうさんゆうしそうりょうきせいという決まりをつくり、

土地に関するお金をあまり借りられないようにしたのです。

もちろんその結果、

過熱した株価と土地の価格は下がりだしたのです。

これが”バブル崩壊”の始まりです。

実体から離れてふくれあがった泡(バブル)がけたのです。

銀行からお金を借りて、

土地を買っていたので、

土地の価格が下がったと言う事は、

それだけそんをします。

その結果、銀行にお金が返せなくなってしまいました。

 

最初に勉強した”担保”ですが、

貸すお金と同等の担保を入れるとありましたね。

しかし当時の銀行はかけ離れた価格の土地の価値の設定で、

担保を計算していただので、

土地をもらっても全然貸したぶんの価格は回収出来なかったのです。

こうして銀行も大きな痛手を受けた結果、

設備投資や事業拡大する為に本当にお金が必要な会社にも、

お金を貸しずらくなってしまったのです。

こうなると世の中にお金が回りにくくなるので、

不況になるということです。

 

まとめ

1980年代後半のバブル景気のまとめ

・景気をよくする為に公定歩合を下げる

・お金が借りやすくなる

・お金を借りて上がりつづけていた株や土地を買いだす

・みんなが欲しいとさらに価格が上がる

・適正価格からかけ離れているがだれも気がつかない

・儲けてはさらに買い続け、さらに価格が上がる

・政府や日本銀行が規制をかける

・価格は下がり、損をする

・銀行に借りていたお金が返せない

・銀行も打撃をうける

・銀行がお金を貸せなくなる

・世の中のお金の周りが悪くなる

・不景気

でした。

今、冷静に考えればなぜ土地や株がいつまでも
上がり続けると信じてしまったのでしょうか。

しかし当時はだれも気がつかなかったのです。

歴史は繰り返します・・・・・・・・・

今後このようなパターンのケースがやってくるかもしれません。

歴史をしっかりと学んでおけば、

踊らずに回避できるということですね。

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

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