回転寿司トップ【スシロー】のおとり広告について違った角度から考えてみる

回転寿司トップ【スシロー】のおとり広告について違った角度から考えてみる『エッセイ』

 

 

 

2022年6月に消費者庁から回転寿司トップの【スシロー】がおとり広告(景品表示法違反)で再発防止を求める措置命令を受けた。

内容は『うにフェア』を開催しているにも関わらず、多くの店舗で在庫切れによりうに・・が提供されていなかったというものだ。提供出来ない状態でもテレビCMは継続していた。

 

ここで『おとり広告』と聞き慣れない言葉が出てきたので、まずは『おとり広告』とはなにかを調べてみる。

 

『おとり広告』とは実際に商品が買える状態でないのに、魅力的な広告をうつことにより集客する手法だ。

その広告を目当てに集まったお客さんは目的の商品は買えず、広告主は別の商品を売り込む、お客さんの期待を裏切る行為だ。

 

この記事を読んで、「さすがに業界トップがこれをやってはいけないだろ」と私は感じた。

 

確かにお客さんの期待を裏切り信用を無くす行為だが、違った角度から見てみると【スシロー】がなぜトップを取れたのかが見えてくる。

 

回転寿司業界は競争が激しくシェア争いを常にしている。

「かっぱ寿司」「くら寿司」「スシロー」「はま寿司」「元気寿司」の大手5社で2200店舗と10年間で1.6倍に増えている。

2200店舗だと単純に計算して1つの県に46店舗。

日本には市町村数が全体で1718あり、それよりも多い店舗数だ。あぐらをかいていたらライバルに潰されてしまう、そんな匂いのするレッドオーシャンの業界だ。

 

商売で一番難しのが集客。【スシロー】がトップを取っているということは集客が一番上手くいっている会社とも言える。

 

今回は『おとり広告』として是正が入ってしまったが、企画の人間が無能だったのか?

恐らく企画の人間は商品の供給が満足できる確信がないまま、この広告をうったことが想像できるがイケイケ感を感じる。

 

回転寿司では価格が基本は100円。大手5社とも同じ条件の中で、他が真似できない商品を扱うことは難しい。必然的にどこも似たり寄ったりなる。

 

そこで勝ち筋を見つけるには商品の見せかたで差をつけるしかない。

実際にトップを走った【スシロー】は見せかた勝負に勝ってきたのだ。

このイケイケ感が少し暴走運転になってしまい、今回の『おとり広告』の是正となってしまったのかもしれない。

 

以上

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